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数学は暗記だ、と思っている人居ますよね？
直観で理解できたら簡単なのにって思いませんか？
物理数学は難しい
物理数学には挫折するポイントが幾つもある。
大学で数学の講義を受けて、ヒイコラ言いながら単位を取る。理解など到底おぼつかない。まして直観的な方法だって？
じつは物理数学は楽しい
この本は物理数学は面白いということを教えてくれる。
正確には講義で習った内容には重要な意味があると言うことがわかるようになる。
それも直観的に、だ。基本的な道具立てを直観で操れるということがどれほどその後の発展的内容の理解を助けてくれることか！
それがわかると何がうれしいのか？
物理数学はその後の専門的な物理の内容について学ぶための道具に過ぎない。
そう、物理の徒にとっては数学は物理を説明するための便利な道具の一つに過ぎない。
しかし、その便利な道具の扱いに習熟する前にいきなり使い方を教えられる。それで物理を理解できるのは一握りの天才のみだろう。
考えて分からないなら直観で理解だ！
そこでこの本の出番だ。
この本には大学一回生から3回生辺りまでに習う数学のトピックについて、あくまでも直観的な理解を助ける方法が記述されている。
本の書き口も古くささはあるものの、丁寧に、私たちに歩み寄ってきてくれている感じがする。私自身、この本には学生時代にはお世話になった。
人の脳味噌のキャパシティには限りがあることを考慮すれば、直観的な理解という省エネルギーな方法がいかに大切なことか分かっていただけることと思う。
単純に読み物としての面白さをも持っているので、私は久しぶりに読み返してもするすると読み進めることができた。楽しい。