CADチェッカー


社内の設計ルール違反を、モデルを置くだけで洗い出す

目次

その検図、ベテランが辞めたら回りますか?

部品番号の付け方、プロパティの記入漏れ、材質・表面処理の指定、ファイルの命名規則——3Dモデルが社内の設計標準に沿っているかどうかは、結局のところ「詳しい人が目で見る」ことで担保されているのが実情ではないでしょうか。

この方式には、3つの弱点があります。

  • 属人化する: 誰がチェックしたかで指摘の内容も粒度も変わる
  • 漏れる: 図面枚数が増える繁忙期ほど、チェックは形骸化する
  • 後工程で高くつく: 設計段階なら数分で直る不備も、手配や量産の後で見つかれば再手配・工程停止に連鎖する

CADチェッカー は、この「人が目で見ていた社内ルール」をルールとして書き出し、モデルを置くだけで機械的に照合するデスクトップアプリです。

これまで
3Dモデルができる
詳しい人が目視でチェック
(担当者の記憶と経験)
見る人・日によって
指摘がばらつく/漏れる
後工程で発覚
再手配・工程停止
CADチェッカー導入後
3Dモデルができる
ルールセットと自動照合
(全員が同じ基準)
違反箇所とその理由が
その場で一覧に出る
設計者が設計中に直す
後工程に流さない

機能や意匠の妥当性を見る検図は人が担当したまま、ルール照合の部分だけを機械に寄せます。


どれくらい削減できるのか(試算)

自社の数字を入れてみてください。検図のうち、ルール照合のような機械的な部分を自動化した場合の年間削減幅を試算します。

機能や意匠の妥当性など、人が判断すべき部分は自動化できません。ルール照合が検図に占める割合を入れてください。

年間の削減時間
年間の削減額

※ 入力値に基づく単純な試算であり、効果を保証するものではありません。実際の削減幅は、対象モデルの複雑さやルールの作り込み具合によって変わります。

なお、設計段階での1の修正コストが、試作段階では10、量産後には100以上になる——製造業でよく言われる「10倍ルール」の通り、上流で止められた不備の価値は、上の試算に出てくる工数削減だけでは測りきれません。


できること

1
ルールを書く
社内設計標準を、部品番号の書式やプロパティの必須項目としてルールセットに登録します。
2
モデルを投げ込む
アプリにドラッグ&ドロップするだけ。フォルダごと投げれば中身をまとめて処理します。
3
違反を直す
どのモデルのどの項目が規定外かが一覧で出ます。レポートは書き出して共有できます。

サーバーの構築も、PDMへの組み込みも要りません。

モデルを置くだけでチェックが走る

インストールしてファイルをドラッグ&ドロップするだけ。フォルダごとまとめて投げれば一括で処理します。サーバーの用意も、PDMへの組み込みも要りません。

CADチェッカー — 社内設計標準 v3
3Dモデル / フォルダをここにドロップ
(92件を読み込み済み)
違反 2件 ・ 要確認 1件 ・ 問題なし 89件
違反 PN-0421.step 部品番号の書式が規定外(英2桁+数字4桁)
違反 bracket_v2.step 材質プロパティが空欄
要確認 housing_rev.step ファイル名と図番が一致しない
問題なし 残り89件はすべてのルールを満たしています

※ 開発中の画面イメージです。実際のUIや対応フォーマットは変わる可能性があります。

ルールを自分たちで書ける

「部品番号は指定の書式に従っているか」「材質プロパティが空でないか」「ファイル名と部品番号が一致しているか」といった自社固有のルールを、設計者自身が追加・修正できます。ベンダーに依頼して数週間待つ必要はありません。

ルールをチームで共有できる

作ったルールセットはファイルとして配布・バージョン管理できます。「新人にもベテランと同じ基準でチェックが回る」状態を、口頭の申し送りではなく仕組みで担保します。

社内設計標準
rules.yaml
ベテラン
中堅
新人

ルールを更新すれば、配り直すだけで全員のチェック基準が揃います。

図面を社外に出さない

処理はすべて手元のPCで完結します。クラウドにモデルをアップロードしないので、図面の社外持ち出しが禁止されている現場でも導入の相談がしやすい設計です。


既存の選択肢との違い

社内ルールのチェックを自動化する手段は、大きく3つに分かれます。どれも一長一短で、CADチェッカーは「中小の設計部門が、自分たちだけで始められること」に振り切っています。

CADチェッカー CAD付属のチェック機能 エンタープライズPDQツール Excelチェックシート運用
導入 インストールしてD&D CADの上位エディションが前提 導入プロジェクトが必要 今日から始められる
ルール作成 設計者自身が書ける 標準ファイルの作成が必要 専門知識・ベンダー支援が要る 誰でも書けるが強制力はない
対象CAD 中立フォーマット経由で横断 そのCAD専用 主要CADを広くカバー 制約なし(人が見るため)
コスト感 設計部門で決裁できる範囲 CADライセンスに依存 高額 ゼロ(ただし人件費はかかる)
チェックの一貫性 毎回同じ基準 毎回同じ基準 毎回同じ基準 人と日によってばらつく

大企業がSASIGやVDAといった業界標準に沿った本格的な品質検証をしたいなら、実績あるエンタープライズ製品を選ぶべきです。CADチェッカーが向いているのは、その手前で「まず自社ルールが守られている状態」を作りたい現場です。


こんな設計部門に向いています

  • 検図が特定のベテランに依存していて、その人が抜けると回らない
  • 社内設計標準はあるが、守られているかどうかを誰も確認できていない
  • 部品番号・プロパティ・命名規則の不備が、後工程から指摘されて戻ってくる
  • 図面の社外持ち出しが禁止されていて、クラウド型のツールを検討しにくい

開発状況とご案内

CADチェッカーは現在開発中です。どのCAD・どのルールから対応するかを、実際に困っている現場の声を聞きながら決めたいと考えています。

以下からメールアドレスをご登録いただくと、先行利用のご案内と開発状況をお送りします。「こういうルールをチェックしたい」というご要望も歓迎です。


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